ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 令和6年
  5. > No.71 騒音規制法

令和6年度 1級建築施工管理技士 No.71を解説、特定建設作業の届出が要らないのは

令和6年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.71は、指定地域内における特定建設作業の届出を問う問題です。

この問題では、4つの作業のうち、実施の届出を必要としないものを選びます。

この問題で問われていること

  1. バックホウの定格出力の基準
  2. トラクターショベルの定格出力の基準
  3. 空気圧縮機の定格出力の基準
  4. さく岩機が移動するときの届出の要否

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その4つの作業で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが届出不要の作業)

さく岩機を使う作業でも、作業地点が連続的に移動し、1日の2地点間の距離が50mを超える作業は、特定建設作業から除外されて届出が不要なんです。さく岩機なら必ず届出が要ると思い込みがちですが、移動しながらの作業は1か所に騒音が集中しないため、対象から外れます。

各選択肢の正誤

選択肢 届出の要否 解説
1 届出が必要 原動機の定格出力80kW以上のバックホウを使用する作業は特定建設作業
2 届出が必要 原動機の定格出力70kW以上のトラクターショベルを使用する作業は特定建設作業
3 届出が必要 定格出力15kW以上の空気圧縮機を使用する作業は特定建設作業
4 届出は不要 さく岩機で1日の2地点間距離が50m超移動する作業は特定建設作業から除外

選択肢4は、さく岩機でも作業地点が連続的に移動し、1日の2地点間距離が50mを超えるため、特定建設作業から除外されて届出が要りません。

選択肢4のポイント(ここが届出不要)

さく岩機を使う作業でも、作業地点が連続的に移動し、1日の2地点間の距離が50mを超える場合は、騒音が一か所に集中しません。そのため特定建設作業から除外され、届出が不要になります。

舗装を剥がしながら現場を広く移動していく作業がこれに当たります。さく岩機なら必ず届出が要ると思い込みがちですが、移動しながらの作業は対象外なんです。

ザックリ言えば、機械の種類だけで判断せず移動の有無も確認、ということです。さく岩機は50mが境目です。

覚え方

  • さく岩機は1日の移動距離が50m超なら届出不要(特定建設作業から除外)
  • バックホウは定格出力80kW以上で特定建設作業
  • トラクターショベルは70kW以上で特定建設作業
  • 空気圧縮機は15kW以上で特定建設作業

一問一答

Q.

さく岩機を使う作業で、1日の2地点間の距離が50mを超えて移動する場合、特定建設作業の届出は必要か。

不要です。作業地点が連続的に移動し、1日の2地点間距離が50mを超える作業は、特定建設作業から除外されます。

令和6年 1級建築施工管理技士 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

▼令和6年 1級建築施工管理技士▼

▼他の年度▼

▼他の試験▼

▼カテゴリ一覧▼

Topへ >>