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令和7年度 1級建築施工管理技士 No.16を解説、路床盛土の一層仕上り厚さは300mmではなく200mm

令和7年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.16は、構内アスファルト舗装に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. アスファルト混合物の締固め順序
  2. 上下層の継目位置のずらし方
  3. 路床盛土の一層仕上り厚さ
  4. アスファルト混合物の敷均し温度

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

路床盛土は一層の仕上り厚さ200mm以下ごとに締め固めるのが基準です。300mmでは均一に締め固めることができず、路床の支持力が不均一になってしまうわけです。現場でも「路床は200mm」と覚えておくのが基本ですね。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 締固め順序は継目転圧→初転圧→二次転圧→仕上げ転圧の順が標準的な施工手順
2 ○(正しい) 上下層の継目を重ねると水の浸入経路になるため、継目位置はずらすことが原則
3 ×(誤り) 路床盛土の一層仕上り厚さは200mm以下が基準。「300mm」は厚すぎる誤り
4 ○(正しい) アスファルト混合物の敷均し温度は110℃以上を確保することが求められる

選択肢3の「300mm程度ごとに締め固める」という記述が誤りで、正しくは200mm以下ごとに締め固めます。

選択肢3のポイント(ここが誤り)

路床は舗装全体を支える土台です。ここの締固めが不均一だと、将来的に舗装が沈下したり波打ったりする原因になります。

路床盛土は、300mm程度ごとではなく、200mm以下ごとに締め固めるのが正しい基準です。300mmという厚さでは締固め機械の力が層の下部まで十分に伝わらず、下部が締まりきらないまま残ってしまうわけです。

ザックリ言えば、厚く盛りすぎると下が締まらない、ということです。だから200mm以下という制限があります。

覚え方

  • 路床盛土 → 一層200mm以下 → 300mmは厚すぎてNG
  • 締固め順序は「継初二仕」=継目→初→二次→仕上げ転圧
  • 上下層の継目はずらす(水の浸入経路を断つ)
  • アスファルト混合物の敷均し温度は110℃以上

一問一答

Q.

路床盛土をする場合、一層の仕上り厚さは何mm以下ごとに締め固めるのが基準か。

200mm以下ごとに締め固めます。300mmは厚すぎて下部まで均一に締め固めることができません。

Q.

アスファルト混合物の締固め作業の順序を答えなさい。

継目転圧→初転圧→二次転圧→仕上げ転圧の順に行います。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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