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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.85 を解説、金属材料の表面仕上げ・処理

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.85 は、金属材料の表面仕上げ又は表面処理に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. ステンレスの仕上げ名称と見た目の対応
  2. ヘアラインとエンボスの違い
  3. アルミの陽極酸化処理(アルマイト)
  4. 溶融亜鉛めっきなどの防食処理

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

名前と見た目が結びつかず、ここで取り違える人が一番多いんです。

選択肢1は凹凸の浮出し模様をヘアライン仕上げとしていますが違います。凹凸の浮出し模様はエンボス仕上げなんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 凹凸の浮出し模様はエンボス仕上げである
2 ◯(正しい) アルミの陽極酸化処理はアルマイトと呼ばれる
3 ◯(正しい) 鋼材の防食には溶融亜鉛めっきが用いられる
4 ◯(正しい) 研磨仕上げは番手で光沢の度合いが変わる

選択肢1のポイント(ここが誤り)

選択肢1は、ステンレスの表面に機械的に凹凸の浮出し模様を付けたものをヘアライン仕上げと呼ぶ、としています。

ところが、凹凸の浮出し模様を機械的に付けたものはエンボス仕上げなんです。

なぜかというと、ヘアラインは髪の毛のような細く連続した線状の研磨目を一方向に付けた仕上げを指すからです。模様の作り方がまったく違います。

例えば、エレベーターのかごや手すりでよく見る、立体的な凸凹模様のステンレスがエンボスです。一方、流し台の表面に見える細い筋目がヘアラインです。ここは混乱しやすいところですね。

名前と見た目を正しく結びつけておけば、取り違えを防げます。

ザックリ言えば、凸凹模様はエンボス、線状の筋目はヘアライン、ということです。

覚え方

  • 凹凸の浮出し模様=エンボス仕上げ
  • 細い連続した線状の研磨目=ヘアライン仕上げ
  • 名前と見た目をセットで覚える

一問一答

Q.

ステンレスの表面に機械的に凹凸の浮出し模様を付けた仕上げを何というか。

エンボス仕上げといいます。ヘアライン仕上げは細い連続した線状の研磨目を付けたもので、凹凸の浮出し模様をヘアラインと呼ぶ記述は誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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