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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.93 を解説、壁のせっこうボード張り

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.93 は、壁のせっこうボード張りに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. ボードの留付け間隔とビスの位置
  2. 鋼製下地へのドリリングタッピンねじの締め込み
  3. 継目処理(ジョイント)の方法
  4. ボードの突付けや出隅の処理

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

ねじ頭はボードと面一にそろえる、と勘違いしがちなんです。

選択肢4はねじ頭をボード面と同面に締め込むとしていますが違います。タッピンねじの頭はボード表面より少しめり込ませるのが正しいんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 留付けは所定の間隔でビス止めする
2 ◯(正しい) ビスはボード端部から所定距離を確保する
3 ◯(正しい) 継目はジョイントテープとパテで処理する
4 ×(誤り) ねじ頭はボード表面より少しめり込ませる

選択肢4のポイント(ここが誤り)

選択肢4は、鋼製下地に張り付けるドリリングタッピンねじの頭を、仕上げ面の精度確保のためボード面と同面となるように締め込んだ、としています。

ところが、タッピンねじの頭はボード表面より少しめり込ませるのが正しいんです。

なぜかというと、ねじ頭はあとでパテを充填して平らに埋めるため、表面より少し沈んでいる必要があるからです。

例えば、ねじ頭がボード面と同面だと、上からパテを塗ってもねじ頭が透けたり、出っ張りとして残ってしまいます。ここは混乱しやすいところですね。

逆に紙を破るほど深く締めるのもいけません。表面の紙を破らない程度に、わずかにめり込ませるわけです。

ザックリ言えば、ねじ頭は紙を破らず少しだけ沈めてパテで隠す、ということです。

覚え方

  • タッピンねじの頭=ボード表面より少しめり込ませる
  • 同面では後でパテ埋めできず出っ張る
  • 紙を破らない程度に沈めるのがコツ

一問一答

Q.

鋼製下地にせっこうボードを留めるドリリングタッピンねじの頭は、どう締め込むか。

ボード表面の紙を破らない程度に、少しめり込ませて締め込みます。後でパテ埋めするため、ボード面と同面に締めるのは誤りです。

平成27年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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