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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.27 を解説、材料の保管

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.27 は、工事現場における材料の保管に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. セメントなど湿気を嫌う材料の保管
  2. ロール状カーペットの置き方
  3. 塗料やシーリング材の保管
  4. 板ガラスなど割れやすい材料の保管

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

材料の保管は、その材料が何で傷むのかを考えると分かりやすいんです。カーペットなら、つぶれて変形しないかがポイントですね。

選択肢2はロール状カーペットを縦置きにして保管するとしていますが、これだと自重で巻きぐせや変形が出ます。ロール状カーペットは横置きにして2〜3段までで保管するのが正しいんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 湿気を嫌う材料は乾燥した場所に置き、床から離して保管する
2 ×(誤り) ロール状カーペットは横置きで2〜3段までとする
3 ◯(正しい) 塗料やシーリング材は換気のよい火気のない場所に保管する
4 ◯(正しい) 板ガラスは立てかけて保管し、転倒・破損を防ぐ

選択肢2のポイント(ここが誤り)

ロール状に巻いたカーペットは、丸い筒のような形をしています。これを縦に立てると、上から下に自分の重さがかかって、芯がつぶれたり巻きぐせがついたりします。

変形したカーペットは、敷き込んだときに継ぎ目が合わなかったり、ふくらみが出たりして仕上がりが悪くなります。だから縦置きは避けるんです。

正しくは横にして寝かせ、積むとしても2〜3段までにします。下のロールに荷重がかかりすぎないようにするためです。

選択肢2は乾燥した屋内という点は問題ありませんが、縦置きという置き方が誤りです。ここは置き場所ではなく向きが論点です。

ザックリ言えば、ロールカーペットは立てずに寝かせて、低く積む、ということです。

覚え方

  • ロール状カーペット=横置きで2〜3段まで、縦置きは変形のもと
  • セメントは乾燥した場所で床から離す
  • 板ガラスは立てかけ、塗料は火気のない換気場所

一問一答

Q.

ロール状に巻いたカーペットは、縦置きと横置きのどちらで保管するか。

横置きです。縦置きにすると自重で芯がつぶれて変形するため、横にして2〜3段までを目安に保管します。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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