平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.44 は、コンクリートの調合に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | 水セメント比が小さいほど強度・耐久性が高い |
| 2 | ◯(正しい) | 単位水量はできるだけ小さくする |
| 3 | ×(誤り) | 単位水量が多く必要なのは細骨材率が大きいとき、記述が逆 |
| 4 | ◯(正しい) | 適度な空気量はワーカビリティーを改善する |
細骨材率とは、骨材全体のうち砂(細骨材)が占める割合のことです。
砂は粒が細かく表面積が大きいので、まわりを覆うのに多くの水とセメントペーストが必要になります。
つまり細骨材率が大きいほど、所定のスランプを得るための単位水量が多く必要になります。
例えば砂を多めにした調合では、同じやわらかさにするのに水が余計にいる、ということです。
選択肢3は逆に、細骨材率が小さすぎると単位水量が多く必要としています。小さすぎる場合は砂が足りず材料が分離しやすくなるのが問題で、水量が増える理由ではありません。記述が逆なので誤りです。
ザックリ言えば、砂が多い(細骨材率が大きい)ほど水が要る、ということです。
所定のスランプを得るための単位水量が多く必要になるのは、細骨材率が大きいときか小さいときか。
細骨材率が大きいときです。砂が多いと表面積が増え、覆うための水が多く必要になります。小さすぎるときに増えるとするのは誤りです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)
細骨材率と水量の関係は、大きい・小さいが逆になりやすいんです。ここは混乱しやすいところですね。
選択肢3は細骨材率が小さすぎると単位水量が増えるとしていますが違います。単位水量が増えるのは細骨材率が大きいときなんです。