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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.72 を解説、型枠の加工及び組立て

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.72 は、型枠の加工及び組立てに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. せき板の加工寸法
  2. 梁の側型枠と底型枠の寸法の取り方
  3. セパレーターとフォームタイの使い方
  4. 柱型枠の建入れ調整

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

梁型枠は側板と底板で寸法の取り方が決まっています。ここは「どっちが梁せい」かで混乱しやすいですね。

選択肢2は側型枠を梁せい、底型枠を梁幅としていますが寸法の取り方が逆向きです。正しくは側型枠がスラブ厚を除いた梁せい底型枠が梁幅なんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) せき板は所定の寸法に正確に加工する
2 ×(誤り) 側型枠はスラブ厚を除いた梁せい、底型枠が梁幅(寸法の取り方が不適)
3 ◯(正しい) セパレーターで型枠の間隔を保持する
4 ◯(正しい) 柱型枠は建入れを調整して固定する

選択肢2のポイント(ここが誤り)

梁の型枠は、両側の側型枠と下の底型枠で箱の形をつくります。それぞれ寸法の取り方が決まっています。

梁の上にはスラブがのるので、側型枠の高さはスラブ厚を除いた梁せいの寸法でつくります。

そして底型枠は梁の幅で加工します。下から梁の幅を受け、その両端に側型枠が立ちます。

選択肢2は側型枠の寸法をスラブ下の梁せい、底型枠を梁幅としていますが、側型枠はスラブ厚を除いた梁せいで取るのが正しく、書き方が不適です。

ザックリ言えば、側型枠はスラブ厚を引いた梁せい、底型枠は梁幅、ということです。

覚え方

  • 梁の側型枠=スラブ厚を除いた梁せいの寸法
  • 底型枠=梁幅の寸法
  • 側板はスラブ厚を引く、ここを忘れない

一問一答

Q.

梁の側型枠の高さ寸法は、何を基準に加工するか。

スラブ厚を除いた梁せいの寸法です。梁の上にはスラブがのるため、その厚さを引いた高さで側型枠を加工します。底型枠は梁幅で加工します。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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