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平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.47 を解説、鉄骨の加工

平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.47 は、鉄骨の加工等に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. けがきと孔あけの方法
  2. 加熱曲げを行う温度域
  3. 切断や開先加工
  4. ひずみの矯正

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

鋼を熱して曲げるときは、真っ赤になった状態で曲げるんです。避けるべきなのは青っぽくなる温度域のほうですね。

選択肢2は加熱曲げで赤熱状態を避けるとしていますが、加熱曲げは赤熱状態(850〜900度)で行い、避けるのは青熱脆性域(200〜400度)なんです。記述が逆です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 高力ボルト用の孔はドリルあけを基本とする
2 ×(誤り) 加熱曲げは赤熱状態で行う。避けるのは青熱脆性域
3 ◯(正しい) 開先加工は自動ガス切断や機械加工で行う
4 ◯(正しい) ひずみは常温加圧や加熱によって矯正する

選択肢2のポイント(ここが誤り)

鋼材を加熱して曲げる加工では、鋼を850〜900度くらいの赤熱状態まで上げてから曲げます。

この温度域なら鋼がやわらかく、割れずにきれいに曲げられます。だから加熱曲げは赤熱状態で行うのが正しいやり方です。

逆に避けなければならないのは、200〜400度くらいの青熱脆性域です。この温度で加工すると、鋼がもろくなって割れやすくなります。

選択肢2は、赤熱状態を避けると書いています。避けるのは青熱脆性域のほうなので、記述が逆で誤りです。

ザックリ言えば、加熱曲げは赤熱でやり、青熱脆性域は避ける、ということです。

覚え方

  • 加熱曲げ=赤熱状態(850〜900度)で行う
  • 避けるのは青熱脆性域(200〜400度)
  • 高力ボルト孔はドリルあけが基本

一問一答

Q.

鋼材の加熱曲げ加工は、どの温度域で行い、どの温度域を避けるか。

赤熱状態(850〜900度程度)で行い、青熱脆性域(200〜400度程度)は鋼がもろくなるため避けます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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