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平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.91 を解説、釘留め工法フローリング

平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.91 は、釘留め工法によるフローリングボード張りに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 根太張り工法のフローリングの厚さ
  2. 釘の打ち方と隠し釘
  3. 下張り用合板の張り方
  4. 板の継手の割付け

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

フローリングは工法ごとに使う厚さが決まっているんです。根太に直接釘で留める工法は、薄い板だとたわんで足ざわりが悪くなります。

選択肢1は根太張り工法に厚さ10mmのフローリングを使うとしていますが薄すぎます。根太張り工法には厚さ15mm程度のフローリングを用いるんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 根太張り工法は厚さ15mm程度のフローリングを用いる
2 ◯(正しい) 雄ざねの付け根から隠し釘で斜めに留め付ける
3 ◯(正しい) 下張り用合板は突付けとし継手をそろえない
4 ◯(正しい) 板の継手は乱(ちどり)に割り付ける

選択肢1のポイント(ここが誤り)

フローリングの張り方には、根太に直接張る根太張り工法と、下地合板の上に薄い板を張る直張り工法があります。工法で求める板の厚さが違うんです。

根太張り工法は、根太という細い木材の上に直接フローリングを留めます。根太と根太の間は何も支えがないので、板がたわまないように厚みが必要です。

そのため根太張り工法では、厚さ15mm程度のフローリングを使います。選択肢1の10mmは直張り用の厚さで、根太張りには薄すぎるんです。

薄い板を根太に張ると、踏んだときにたわんで沈み、きしみや割れの原因になります。

ザックリ言えば、根太張りは厚さ15mm程度、薄い10mmは直張り用、ということです。

覚え方

  • 根太張り工法=厚さ15mm程度のフローリング
  • 厚さ10mm程度は下地合板に張る直張り用
  • 板の継手は乱に割り付ける

一問一答

Q.

根太張り工法によるフローリングボードは、どの程度の厚さを用いるか。

厚さ15mm程度を用います。根太に直接張るためたわみに耐える厚みが必要で、10mm程度は下地合板に張る直張り用です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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