平成29年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.6 は、鉄骨構造の接合 に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なもの(または正しいもの)を選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | 高力ボルト接合には摩擦接合・引張接合・支圧接合があり、摩擦接合が多用される |
| 2 | ◯(正しい) | 摩擦面には赤さび発生などで一定以上のすべり係数を確保する |
| 3 | ◯(正しい) | 完全溶込み溶接は全断面を溶け込ませ母材と同等の強度とする |
| 4 | ×(誤り) | 隅肉溶接の有効長さは、全長から両端のクレーター分(サイズ分)を差し引いた長さである。始端から終端までの全長とする記述が誤り |
隅肉溶接は、始端と終端に溶接の不完全な部分(クレーターなど)が生じます。
この端部は力を十分に伝えられないため、強度を計算するときの有効長さからは除きます。具体的には全長から両端のサイズ分を差し引いた長さが有効長さになります。
選択肢4は有効長さを「始端から終端までの長さ」としていますが、これでは効かない端部まで含めてしまい誤りになります。
ザックリ言えば、溶接の端っこは力にならないから引く、ということです。
隅肉溶接の有効長さは、始端から終端までの全長としてよいか。
よくありません。全長から両端のクレーター分(サイズ分)を差し引いた長さが有効長さです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月(平成29年現在の出題に基づく)
正解:選択肢4
隅肉溶接の有効長さは、始端から終端までの全長ではないんです。両端のクレーター分を差し引いた長さで評価します。