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平成30年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.12 を解説、セラミックタイル

平成30年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.12 は、セラミックタイルに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. タイルの成形方法
  2. 外壁後張りタイルの裏あしの形状
  3. 裏連結ユニットタイルの裏連結材
  4. うわぐすりの有無による区分

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

タイルの裏あしは、見た目には地味な凹凸ですが、剥落事故を防ぐ大事な部分なんです。現場では、はく落の話をよく聞きますね。

選択肢2は外壁後張り工法のタイルで裏あしをあり状としなくてもよいとしていますが、これは誤りで、外壁後張りのタイルは剥落防止のため裏あしをあり状(くさび形のひっかかり)とする必要があるんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 成形方法に押出し成形とプレス成形がある
2 ×(誤り) 外壁後張り工法の裏あしは、剥落防止のためあり状とする
3 ◯(正しい) 裏連結ユニットタイルの裏連結材は施工時そのまま埋め込む
4 ◯(正しい) うわぐすりの有無で施ゆうタイル・無ゆうタイルに分かれる

選択肢2のポイント(ここが誤り)

タイルの裏あしとは、タイルの裏面についている凹凸のことです。この凹凸に張り付けモルタルが食い込んで、タイルがしっかりくっつきます。

外壁にタイルを後から張る工法では、高い場所のタイルが落ちると大事故になります。だから裏あしの形は特に重要です。

JISでは、外壁にセメントモルタルで後張りするタイルの裏あしは、あり状とすることが定められています。あり状とは、奥が広がったくさび形のことで、モルタルが抜けにくくなる形状です。

例えば、裏あしがただの浅い溝だけだと、年月とともにモルタルとの食いつきが弱まり、タイルがはがれ落ちる原因になります。

ザックリ言えば、外壁後張りタイルの裏あしは、抜けにくいあり状にする、ということです。

覚え方

  • 外壁後張りタイルの裏あし=剥落防止であり状にする
  • 成形方法=押出し成形とプレス成形
  • うわぐすりあり=施ゆう/なし=無ゆう

一問一答

Q.

セメントモルタルによる外壁タイル後張り工法で、タイルの裏あしはどのような形状とするか。

あり状とします。奥が広がったくさび形にして張り付けモルタルが抜けにくくし、剥落を防ぐためです。「なくてもよい」は誤りです。

平成30年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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