ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 2級建築施工管理技士
  4. 平成30年
  5. > No.31 ビニル床シート張り

平成30年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.31 を解説、ビニル床シート張り

平成30年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.31 は、ビニル床シート張り に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なもの(または誤っているもの)を選びます。

この問題で問われていること

  1. 仮敷きによる巻きぐせ取り
  2. 空気を押し出す張付け
  3. 熱溶接の溶接時期
  4. 溶接継目の余盛り削り取り時期

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(余盛りは溶接直後ではなく冷却後に削り取る)

熱溶接工法では、溶接棒を溶かして継目を一体化させたあと、盛り上がった余盛りを削って平らにするんです。

削るのは、溶接部が十分に冷えて固まってから行います。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 張付けに先立ち仮敷きを行い巻きぐせを取る
2 ◯(正しい) 空気を押し出すように張り付けローラーで圧着する
3 ◯(正しい) 熱溶接は接着剤が硬化した後に行う
4 ×(誤り) 溶接継目の余盛りは溶接直後ではなく溶接部が冷却した後に削り取る

選択肢4 のポイント(ここが誤り)

削るのは、溶接部が十分に冷えて固まってから行います。

溶接直後はまだやわらかく、削ると継目がえぐれたり仕上がりが悪くなったりします。

選択肢4は「溶接直後に削り取る」としていますが、冷却後が正しいので誤りです。

ザックリ言えば、余盛りは冷めてから削る、ということです。

覚え方

  • 余盛り削り=溶接部が冷却した後(直後は不可)
  • 溶接は接着剤硬化後に行う
  • 張付け前に仮敷きで巻きぐせを取る

一問一答

Q.

ビニル床シート熱溶接の余盛りは、溶接直後に削ってよいか。

いけません。溶接部が十分に冷却してから削り取ります。直後はやわらかく仕上がりが悪くなります。

平成30年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度(前期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>