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令和元年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.22 を解説、コンクリートの養生

令和元年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.22 は、コンクリートの養生 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 圧縮強度とせき板取外し
  2. 透水性の小さいせき板と養生
  3. 早強セメントの養生期間
  4. 寒中の加熱養生と湿潤養生

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

養生は強度を出すための水分管理なんです。寒中でも乾燥対策は欠かせません。

選択肢4は寒中コンクリートの加熱養生中は湿潤養生を行わないとしていますが、加熱で乾燥しやすいため湿潤養生も行う必要があり誤りです。正しくは加熱養生中も乾燥を防ぐ湿潤養生を行うです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 所定の圧縮強度を満たせば湿潤養生期間前でもせき板を外せる
2 ◯(適当) 透水性の小さいせき板で保護されていれば湿潤養生とみなせる
3 ◯(適当) 早強セメントの湿潤養生期間は普通セメントより短くできる
4 ×(不適当) 寒中の加熱養生中も乾燥するため湿潤養生を行う

選択肢4のポイント(ここが誤り)

寒中コンクリートでは凍結を防ぐために加熱して養生します。

加熱すると表面が乾きやすくなり、水分が抜けると強度が出ません。だから加熱しながらも乾燥を防ぐ湿潤養生を併せて行うんです。

ザックリ言えば、加熱中でも水分は守る、ということです。

覚え方

  • 寒中の加熱養生中も湿潤養生を行う
  • 強度を満たせばせき板を外せる
  • 早強は湿潤養生期間を短縮できる

一問一答

Q.

寒中コンクリートの加熱養生中に湿潤養生が必要なのはなぜか。

加熱で表面が乾燥しやすく、水分が抜けると強度が確保できないためです。

令和元年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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