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令和元年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.8 を解説、構造材料の力学的性質

令和元年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.8 は、構造材料の力学的性質 に関する問題です。

この問題では、4つの記述から正答を1つ選びます。

この問題で問われていること

  1. クリープの定義
  2. 弾性と塑性
  3. ヤング係数の定義
  4. 座屈の定義

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

力を加えた後に変形が残るかどうかで、弾性と塑性を区別するんです。

選択肢2は外力を除いても変形が残る性質を弾性としていますが、それは塑性の説明なので誤りです。弾性は力を除けば元に戻る性質ですね。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 持続荷重で時間とともにひずみが増す現象がクリープ
2 ×(不適当) 外力を除いても変形が残る性質は塑性。弾性ではない
3 ◯(適当) 垂直応力度とひずみ度の比がヤング係数
4 ◯(適当) 圧縮力で材が安定を失って曲がるのが座屈

選択肢2のポイント(ここが誤り)

弾性は、力を抜けばゴムのように元の形に戻る性質なんです。

これに対して、力を抜いても変形が残ってしまう性質が塑性です。粘土を曲げたら戻らないイメージですね。

ザックリ言えば、元に戻るのが弾性、戻らないのが塑性、ということです。

覚え方

  • 塑性=力を除いても変形が残る
  • 弾性=力を除けば元に戻る
  • クリープ=持続荷重でひずみ増大

一問一答

Q.

外力を除いても変形が残る性質を何というか。

塑性です。力を除けば元に戻る弾性とは区別します。

令和元年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度(前期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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