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令和元年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.31 を解説、床のフローリング張り

令和元年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.31 は、床のフローリング張り に関する問題です。

この問題では、4つの記述から正答を1つ選びます。

この問題で問われていること

  1. 壁との取合い
  2. 根太張りの接着剤
  3. 隠し釘留め
  4. 目違いのサンディング

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

フローリングは木材なので、湿度で伸び縮みするんです。

選択肢1は壁とフローリングの取合いをすき間が生じないように突き付けたとしていますが、膨張を逃がすため壁際にエキスパンション(すき間)を設けるのが正しいので誤りです。突き付けると膨張で床が浮きます。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(不適当) 壁際は膨張を逃がすためすき間を設ける。突き付けは誤り
2 ◯(適当) 根太張りで釘と併用する接着剤はエポキシ樹脂系
3 ◯(適当) 根太上に接着剤を塗り雄ざね付け根から隠し釘留め
4 ◯(適当) 表面の目違いは養生後にサンディング

選択肢1のポイント(ここが誤り)

木のフローリングは、湿気を吸うと膨らみ、乾くと縮むんです。

壁にぴったり突き付けると、膨張したときに逃げ場がなく床が盛り上がってしまいます。だから壁際にはあらかじめすき間(エキスパンション)を取ります。

ザックリ言えば、壁際は突き付けず、膨張の逃げ場を残す、ということです。

覚え方

  • 壁際=膨張を逃がすすき間を設ける
  • 根太張りの接着剤はエポキシ樹脂系
  • 目違いは養生後サンディング

一問一答

Q.

フローリングと壁の取合いは、突き付けるか、すき間を設けるか。

すき間を設けます。木の膨張を逃がすためです。

令和元年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度(前期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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