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令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.12 を解説、木材の性質

令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.12 は、木材の一般的な性質に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 乾燥収縮の方向差
  2. 含水率と強度の関係
  3. 繊維方向と強度
  4. 針葉樹と広葉樹の比較

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

木材は乾くほど強くなる、というのが基本です。ただし繊維飽和点(含水率約30%)以下の範囲での話なんです。

選択肢2は含水率の減少とともに強度が低下するとしていますが、繊維飽和点以下では逆で誤りで、含水率が下がると強度は増す

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 乾燥収縮は接線方向が最大、繊維方向が最小
2 ×(誤り) 繊維飽和点以下では含水率の減少とともに強度は増す
3 ◯(正しい) 木材の強度は繊維方向と平行に加力した場合が最も高い
4 ◯(正しい) 針葉樹は広葉樹に比べ一般的に軽量で加工しやすい

選択肢2のポイント(ここが誤り)

木材は水分を含むほどやわらかく、乾くほど強くなります。

ただし、これは繊維飽和点(含水率約30%)以下での話です。そこから乾くにつれて強度がぐんと増していきます。

「乾くと強くなる」が頭に入っていれば、選択肢2が逆だとすぐ気づきます。

ザックリ言えば、繊維飽和点以下では乾くほど強い、ということです。

覚え方

  • 繊維飽和点以下=含水率低下で強度増
  • 乾燥収縮=接線方向が最大・繊維方向が最小
  • 強度は繊維方向と平行が最大

一問一答

Q.

繊維飽和点以下で含水率が減ると、木材の強度はどうなるか。

増します。乾くほど強くなります。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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