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令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.27 を解説、雨どい工事

令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.27 は、硬質塩化ビニル雨どいの工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. たてどいの継手
  2. たてどいの受け金物間隔
  3. 軒どいと集水器の接合
  4. 軒どいの受け金物の勾配・間隔

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

塩ビの雨どいは温度で伸び縮みするんです。軒どいの端部を接着で固めると、伸縮を逃がせずに変形や割れの原因になります。

選択肢3は軒どいの両端を集水器に接着剤で堅固に取り付けたとしていますが、これは誤りで、軒どいと集水器の接合部は接着せず伸縮を吸収できるようにします。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) たてどいの継手は専用部品により接着剤を用いて取り付ける
2 ◯(正しい) たてどいの受け金物は900mm間隔で通りよく取り付ける
3 ×(誤り) 軒どいと集水器の接合は、温度伸縮を逃がすため接着剤で固めない
4 ◯(正しい) 軒どいの受け金物は所定の流れ勾配をとり600mm間隔で取り付ける

選択肢3のポイント(ここが誤り)

硬質塩化ビニルは、温度によって長さがかなり伸び縮みします。

軒どいは横に長いので、両端を集水器に接着剤でガッチリ固めると、伸縮の逃げ場がなくなって変形や割れにつながります。

そのため、軒どいと集水器の接合部は伸縮を吸収できるように納めます。たてどいの継手は接着でよい点と区別しましょうね。

ザックリ言えば、長い軒どいは伸縮の逃げを残す、ということです。

覚え方

  • 軒どいと集水器=接着せず伸縮を吸収
  • たてどい継手=専用部品+接着剤でよい
  • 受け金物=たて900mm・軒600mm間隔

一問一答

Q.

軒どいの両端は、集水器に接着剤で堅固に取り付けてよいか。

いいえ。温度伸縮を逃がすため接着で固めず、伸縮を吸収できるように納めます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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