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令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.29 を解説、ガラス工事

令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.29 は、外部に面するサッシのガラス工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 熱線反射ガラスの反射膜の向き
  2. セッティングブロックの数
  3. グレイジングチャンネルの継目位置
  4. 単板ガラスの留付け構法

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

グレイジングチャンネルの継目は、水が集まる場所を避けるんです。下辺の中央は水がたまりやすく、継目を置くと漏水の原因になります。

選択肢3は継目をガラスの下辺中央部としたとしていますが、これは誤りで、継目は水のたまりにくい上辺中央部などに設けます。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 熱線反射ガラスは反射膜コーティング面を室内側とする
2 ◯(正しい) セッティングブロックはガラス1枚につき2箇所設置する
3 ×(誤り) グレイジングチャンネルの継目は下辺中央ではなく、水のたまりにくい上辺中央部等とする
4 ◯(正しい) 厚さ8mmの単板ガラスの留付けは不定形シーリング材構法とする

選択肢3のポイント(ここが誤り)

グレイジングチャンネルは、ガラスの周囲をくるむゴム状の枠材です。

その継目を下辺の中央に置くと、溝の最も水がたまりやすい場所に切れ目をつくることになり、そこから漏水しやすくなります。

そこで継目は、水がたまりにくい上辺の中央部などに設けるのが適切です。

ザックリ言えば、継目は水のたまる下辺中央を避ける、ということです。

覚え方

  • グレイジングチャンネル継目=下辺中央を避ける
  • 熱線反射ガラスの反射膜面は室内側
  • セッティングブロックは1枚に2箇所

一問一答

Q.

グレイジングチャンネルの継目は、ガラスの下辺中央部に設けてよいか。

いいえ。水のたまりやすい下辺中央は避け、上辺中央部などに設けます。

令和2年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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