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令和3年度(後期)2級建築施工管理技士 No.23 を解説、加硫ゴム系シート防水接着工法

令和3年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.23 は、加硫ゴム系シート防水接着工法に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. プライマー塗布範囲
  2. 接着剤塗布のタイミング
  3. オープンタイムの要否
  4. 仕上塗料塗りの目的

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

接着剤を塗った後は、溶剤がある程度飛ぶまで待つオープンタイムが必要なんです。すぐに張ると接着不良の原因になります。

選択肢3はオープンタイムを置かずに張り付けたとしていますが、待ち時間が必要なので誤りです。正しくはオープンタイムを置いてから張り付けるわけです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) プライマーはその日に張る範囲に塗布する
2 ○(正しい) 接着剤はプライマー乾燥後に塗布する
3 ×(誤り) 接着剤塗布後はオープンタイムを置いてから張り付ける
4 ○(正しい) 仕上塗料塗りは美観と保護を目的に行う

選択肢3のポイント(ここが誤り)

オープンタイムとは、接着剤を塗ってから貼り合わせるまでの待ち時間のことです。

この間に溶剤が適度に揮発して粘着力が出ます。すぐに張ると溶剤が閉じ込められ、十分な接着が得られません。

ザックリ言えば、接着剤は「塗ってすぐ」ではなく「少し待って」から張るのが正しい、ということです。

覚え方

  • 接着剤=オープンタイムを置いてから張る
  • プライマーはその日に張る範囲だけ塗る
  • 接着剤はプライマー乾燥後に塗布

一問一答

Q.

シート防水で接着剤を塗った後はすぐ張ってよいか。

いけません。オープンタイムを置いてから張り付けます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和3年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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