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令和3年度(後期)2級建築施工管理技士 No.40 を解説、在来軸組構法の木工事

令和3年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.40 は、在来軸組構法の木工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、不適当なものを2つ選びます(応用能力問題)。

この問題で問われていること

  1. アンカーボルトの位置
  2. 根太継手の位置
  3. 火打梁を入れる面
  4. 内装下地の取付け時期

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2・3(この2つが不適当)

これは2つ選ぶ能力問題です。根太の継手は、大引の上で受けて突き付けるんです。大引の心を避けると継手が宙に浮いて弱くなります。

また火打梁は、床組や小屋組などの水平構面の隅角部に入れて水平力に抵抗させます。選択肢2は大引の心を避けて継ぐ、選択肢3は鉛直構面の隅角部に入れるとしており、いずれも誤りです。正しくは根太継手は大引上、火打梁は水平構面です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) アンカーボルトは土台端部・継手・耐力壁端の柱近くに設置する
2 ×(誤り) 根太の継手は大引の心を避けず大引の上で受けて継ぐ
3 ×(誤り) 火打梁は鉛直構面ではなく水平構面(床組・小屋組)の隅角部に入れる
4 ○(正しい) 内装下地や造作は屋根葺き後に取り付ける

選択肢2・3のポイント(ここが不適当)

根太の継手は、下から大引で受けられる位置でつなぐと荷重を安定して伝えられます。

大引の心を避けると継手が支えのない位置になり、たわみや破損の原因になります。

火打梁は、床や小屋組といった水平の面の角に斜めに入れて、地震や風の水平力にねじれず耐えるための部材です。鉛直の壁面に入れるものではありません。

覚え方

  • 根太継手=大引の上で受けて継ぐ
  • 火打梁=水平構面(床・小屋組)の隅角部
  • アンカーボルトは継手・耐力壁端の柱近く

一問一答

Q.

火打梁はどの構面の隅角部に入れるか。

床組や小屋組などの水平構面の隅角部です。鉛直構面ではありません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和3年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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