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令和4年度(後期)2級建築施工管理技士 No.25 を解説、セメントモルタル塗り

令和4年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.25 は、コンクリート壁下地のセメントモルタル塗りに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 下塗り後のひび割れ発生期間
  2. 保水剤の使用
  3. 1回の練混ぜ量
  4. 下塗りと上塗りの調合の関係

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

モルタル塗りでは、下の層ほどセメントが多い富調合、上にいくほど貧調合にするのが原則なんです。

選択肢4は上塗りを下塗りより富調合としていますが、上塗りは下塗りより貧調合とするのが正しく誤りです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 下塗りは14日以上放置しひび割れを出してから次の塗付け
2 ○(正しい) ひび割れ防止のため保水剤を混和剤として使う
3 ○(正しい) 1回の練混ぜ量は60分以内に使い切れる量
4 ×(誤り) 上塗りは下塗りより貧調合とする(富調合は誤り)

選択肢4は上塗りを富調合とした点が誤りで、上塗りは下塗りより貧調合とします。

選択肢4のポイント(ここが誤り)

モルタルはセメントが多いほど強度が出る反面、乾燥収縮が大きくなりひび割れやすくなります。

そこで、下地に近い下塗りは付着のため富調合、表面の上塗りはひび割れを抑えるため下塗りより貧調合とします。下にいくほど富調合が原則です。

ザックリ言えば、上塗りは下塗りより貧調合であって、富調合とするのは逆なので誤りということです。

覚え方

  • 上塗りは下塗りより貧調合(下ほど富調合)
  • 下塗りは14日以上放置
  • 練混ぜは60分以内に使い切る量

一問一答

Q.

上塗りモルタルの調合は下塗りに対しどうするか。

下塗りより貧調合にします。下にいくほど富調合が原則です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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