ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 2級建築施工管理技士
  4. 令和6年
  5. > No.35 コンクリートの試験及び検査

令和6年度(前期)2級建築施工管理技士 No.35を解説、コンクリートの試験及び検査

令和6年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.35は、コンクリートの試験及び検査に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. スランプ試験の測定単位
  2. 普通コンクリートの空気量の許容差
  3. 打込み中に品質変化があったときの対応
  4. 試料採取の直前の攪拌

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが誤っている記述)

普通コンクリートの空気量は4.5%が標準で、許容差は±1.5%です。±2.5%だと幅が広すぎる、と数値で覚えておきましょう。空気量は多すぎると強度が落ちる大事な値なので、許容差は意外と厳しいんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 荷卸し地点のスランプ試験は0.5cm単位で測定する
2 ×(誤り) 普通コンクリートの空気量の許容差は±1.5%。±2.5%ではない
3 ○(正しい) 打込み中に品質の変化が認められたため、再度スランプ試験を行った
4 ○(正しい) 試料採取の直前に、アジテータで高速攪拌した

選択肢2は、空気量の許容差を「±2.5%」としている点が誤りで、普通コンクリートでは±1.5%です。

選択肢2のポイント(ここが誤り)

選択肢2は「普通コンクリートの空気量の許容差は±2.5%」としています。しかし数値が違うんです。

普通コンクリートの空気量は、標準で4.5%です。許容差は±1.5%と決められています。

なぜかというと、空気量が多すぎると固まったときに強度が下がるからで、許容差は広くは取れないんです。±2.5%では幅が広すぎますね。

許容差の数値が違うため、ここが誤りということです。

覚え方

  • 普通コンクリートの空気量は4.5%、許容差は±1.5%(3.0〜6.0%)
  • 荷卸し地点のスランプ試験は0.5cm単位で測定
  • 試料採取の直前にアジテータで高速攪拌する

一問一答

Q.

普通コンクリートの空気量の許容差は何%か。

±1.5%です。標準の空気量4.5%に対して、3.0%から6.0%までが範囲です。

Q.

荷卸し地点でのスランプ試験は何cm単位で測定するか。

0.5cm単位です。スランプコーンを抜いた後の下がり量を読み取ります。

令和6年 2級建築施工管理技士 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

▼令和6年 2級建築施工管理技士▼

▼他の年度▼

▼他の試験▼

▼カテゴリ一覧▼

Topへ >>