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令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 No.40を解説、金属の表面仕上げ

令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.40は、金属の表面仕上げに関する問題です。

この問題は能力問題で、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 電気めっきとはどんな仕上げか
  2. 樹脂焼付け塗装とはどんな仕上げか
  3. エンボスとはどんな仕上げか
  4. ステンレスのBAはみがき目をつける仕上げか
  5. 自然発色皮膜とはどんな仕上げか

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

BAを「みがき目をつける仕上げ」と覚えていると引っかかります。実はそれはHL(ヘアライン)の説明なんです。BAは光輝焼鈍によって光沢のある滑らかな表面に仕上げたもので、みがき目はつきません。BAとHLの説明を入れ替えたひっかけというわけですね。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 電気めっきは電解液中で通電し表面に皮膜金属を生成させる
2 ○(正しい) 樹脂焼付け塗装は塗布後に所定の温度で焼き付ける
3 ○(正しい) エンボスは凹凸模様のロールで圧延転写した仕上げ
4 ×(誤り) みがき目をつける仕上げはHL。BAは光輝焼鈍の光沢仕上げ
5 ○(正しい) 自然発色皮膜は陽極酸化処理で皮膜生成と同時に発色させる

選択肢4は、BAを研磨でみがき目をつける仕上げと説明している点が誤りで、みがき目をつけるのはHLでBAは光沢のある仕上げです。

選択肢4のポイント(ここが誤り)

カギになるのは金属仕上げのBAとHLの取り違えです。BAは光輝焼鈍と呼ばれ、加熱処理で光沢のある滑らかな鏡面に近い表面に仕上げます。みがき目(筋)はつきません。

選択肢4は「BAとは研磨材で連続したみがき目がつくように研磨した仕上げ」としていますが、これはHL(ヘアライン)の説明です。

なぜかというと、研磨材で連続したみがき目をつけるのがHLで、BAは焼鈍による光沢仕上げだからなんです。BAはツルツル光沢、HLは細い筋目で、両者を入れ替えている点がここが誤りということです。

覚え方

  • BAは光輝焼鈍で光沢、みがき目はHL(ヘアライン)
  • 電気めっきは電解液中で通電し皮膜金属を生成
  • 樹脂焼付け塗装は塗布後に所定温度で焼き付け/エンボスは凹凸ロールで圧延転写
  • 自然発色皮膜は陽極酸化処理で皮膜生成と同時に発色

一問一答

Q.

ステンレスのBAとは、どのような仕上げか。

光輝焼鈍によって光沢のある滑らかな表面に仕上げたものです。みがき目はつけません。

Q.

研磨材で連続したみがき目をつけるステンレスの仕上げを何というか。

HL(ヘアライン)です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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