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令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 No.41を解説、建具金物

令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.41は、建具金物に関する問題です。

この問題は能力問題で、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. グレモン錠はどんな扉に用いるか
  2. フロアヒンジはどんな金物か
  3. モノロックの防犯性はシリンダー箱錠と比べてどうか
  4. フランス落しはどこに取り付けるか
  5. グラビティヒンジは何ができる金物か

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

モノロックは握り玉に鍵がついた手軽な錠です。便利だから防犯にも強い、と勘違いしがちですが、これが落とし穴なんです。モノロックはシリンダー箱錠に比べて防犯性が低く、主に室内側の扉に使われます。外部の扉に向くのは構造のしっかりしたシリンダー箱錠のほうというわけですね。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) グレモン錠は上下からボルトが突出し高気密の扉に用いる
2 ○(正しい) フロアヒンジは床埋込みで自閉機能があり重量建具に用いる
3 ×(誤り) モノロックはシリンダー箱錠より防犯性が低い。外部扉向きではない
4 ○(正しい) フランス落しは両開き建具の召合せ面に取り付ける上げ落し金物
5 ○(正しい) グラビティヒンジは勾配で常時開・常時閉鎖を設定できる

選択肢3は、モノロックがシリンダー箱錠より防犯効果があり外部扉に用いると説明している点が誤りで、モノロックは防犯性が低く主に内部扉に使われます。

選択肢3のポイント(ここが誤り)

カギになるのはモノロックの防犯性です。モノロックは、握り玉(ノブ)の中心に鍵穴があるタイプの錠で、取り付けが簡単な反面、構造が単純なので防犯性は高くありません。

選択肢3は「モノロックはシリンダー箱錠に比べ防犯効果があり外部扉に用いられる」としていますが、防犯性の高低が逆です。モノロックはシリンダー箱錠に比べて防犯性が低く、主に室内側の扉に用いられます。

なぜかというと、デッドボルトをしっかり備えた建具用のシリンダー箱錠のほうが防犯性が高く、外部扉に向くからなんです。高低を取り違えている点がここが誤りということです。

覚え方

  • モノロックは防犯性が低く室内向け、外部扉はシリンダー箱錠
  • グレモン錠は上下からボルトが突出し高気密の扉に
  • フロアヒンジは床埋込みで自閉機能、重量建具に/フランス落しは両開きの召合せ面
  • グラビティヒンジは勾配で常時開・常時閉鎖を設定

一問一答

Q.

モノロックは、シリンダー箱錠に比べて防犯性が高いか低いか。

低いです。構造が簡単で、主に室内側の扉に用いられます。

Q.

床に埋め込む箱形で自閉機能があり、重量の大きな建具に用いる金物を何というか。

フロアヒンジです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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