平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.31 は、鉄骨の溶接 に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(適当) | 裏はつりの手順で正しい |
| 2 | ◯(適当) | 予熱の効果で正しい |
| 3 | ×(最も不適当) | エンドタブはアークの不安定な始終端を逃がすためのもので、自動溶接でも短くできない(むしろ規定長を要する)で誤り |
| 4 | ◯(適当) | エンドタブの組立て溶接で正しい |
溶接は、アークを出し始めた直後と切る直前が最も不安定で、ブローホールや融合不良といった欠陥が出やすい部分です。
エンドタブは、母材の外側に付ける捨て板です。ここで溶接を始め、ここで終えることで、不安定な始端・終端の欠陥を製品の外に追い出し、あとで切り取ります。
自動溶接でも始端・終端の不安定さは変わらず、むしろ所定の長さが必要です。選択肢3の「自動溶接なら短くできる」は逆で、ここが誤りです。
自動溶接ならエンドタブを短くできるか。
できません。始終端の欠陥を逃がす所定長が必要です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)
エンドタブは溶接の始端・終端の欠陥を母材外に逃がすための捨て板で、必要な長さを確保します。
自動溶接だからといって短くできるものではありません。記述が誤りです。
ザックリ言えば、エンドタブは自動でも短くしない、ということです。