ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 平成27年
  5. > No.32 ロングスパン工事用エレベーター

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.32 を解説、ロングスパン工事用エレベーター

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.32 は、ロングスパン工事用エレベーター に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 搭乗席に高さ1.8m以上の囲い及びヘッドガードを設ける
  2. 搬器の傾きが1/8勾配超で動力を自動遮断する装置
  3. 支障なければ昇降警報装置を備えないことができる
  4. 出入口床先と搬器床先の間隔は4cm以下

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

ロングスパン工事用エレベーターは、搬器の傾きが1/10勾配を超えると動力を自動遮断する装置を備えます。

1/8は数値が誤りです。

ザックリ言えば、傾き1/10で自動停止、ということです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 搭乗席の囲い・ヘッドガードで正しい
2 ×(最も不適当) 搬器の傾き自動遮断は1/10勾配を超えた場合が正しく、1/8は誤り
3 ◯(適当) 警報装置の省略規定で正しい
4 ◯(適当) 床先間隔4cm以下で正しい

選択肢2 のポイント(ここが最も不適当)

ロングスパン工事用エレベーターの搬器が傾くと、積んだ材料や人が滑り落ち、転倒や落下につながります。そこで一定以上に傾いたら動力を自動で止める装置が義務づけられています。

その基準は1/10勾配です。これを超えて傾くと自動で停止します。

選択肢2の1/8は、1/10より大きく傾くまで止まらない設定で、危険側の数値です。傾きの自動遮断は1/10、と覚えてみましょう。

覚え方

  • 搬器の傾き自動遮断は1/10勾配超
  • 搭乗席は高さ1.8m以上の囲い+ヘッドガード
  • 床先間隔は4cm以下

一問一答

Q.

搬器の傾きが何分の1勾配を超えると動力を遮断するか。

1/10勾配です。1/8ではありません。

平成27年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>