平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.33 は、耐震改修の増設耐震壁 に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(適当) | グラウト材の温度管理で正しい |
| 2 | ◯(適当) | 打継ぎ面の目荒しで正しい |
| 3 | ◯(適当) | シヤーコネクターのセパレーター兼用で正しい |
| 4 | ×(最も不適当) | 圧入工法はむしろ梁下のすき間を充填しやすく有効な工法であり、「採用できない」は誤り |
増設耐震壁では、既存の梁の真下までコンクリートを行き渡らせる必要があります。上から流し込むだけだと、梁下に空気がたまり、すき間(充填不足)が残りやすい場所です。
コンクリート圧入工法は、ポンプの圧力で下から押し上げて詰める工法です。圧力で空気を押し出しながら充填するので、梁下のすき間まで密に詰められます。
選択肢4は「すき間が生じやすいので採用できない」としていますが、実際は逆で、圧入工法は梁下の充填にむしろ有効です。ここが誤りです。
コンクリート圧入工法は梁下のすき間充填に向くか。
向きます。下から押し上げてすき間まで充填できます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)
コンクリート圧入工法は、ポンプ圧で下から押し上げて梁下のすき間まで充填できる工法で、増設耐震壁の打設に適しています。
「すき間が生じやすく採用できない」は逆で誤りです。
ザックリ言えば、圧入工法は梁下のすき間充填に強い、ということです。