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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.16を解説、植栽工事の移植

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.16 は、植栽工事における移植に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 根巻きの縄締め
  2. 幹巻きの目的
  3. 根回しと細根
  4. 掘取り前の枝抜き・摘葉

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

移植では、根を切ると水を吸う力が落ちるので、葉や枝を減らして蒸散を抑え、バランスをとるんです。

選択肢4は、掘取りの前に枝抜きや摘葉を行ってはならないとしていますが、これは誤りです。むしろ移植による枯れを防ぐには、掘取り前に枝抜き・摘葉を行うのが適切なんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 根巻きは鉢の表面を縄で締め付ける
2 ◯(正しい) 幹巻きは蒸散防止・幹焼け防止・防寒のため
3 ◯(正しい) 根回しは細根を残すように掘り下げる
4 ×(誤り) 掘取り前に枝抜き・摘葉を行ってよい

選択肢4のポイント(ここが誤り)

根を切り詰めると、樹木が吸い上げられる水分が減ります。

葉が多いままだと蒸散で水分が不足し、枯れやすくなります。

だから枝抜き・摘葉で葉量を減らし、水収支のバランスをとります。

ザックリ言えば、根を切るなら葉も減らす、ということです。

覚え方

  • 移植時は枝抜き・摘葉で蒸散を抑える
  • 幹巻きは蒸散防止・幹焼け防止
  • 根回しは細根を残して掘る

一問一答

Q.

移植の掘取り前に枝抜きや摘葉を行ってよいか。

行います。蒸散を抑えて枯れを防ぎます。

平成28年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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