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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.40を解説、アルミニウム製建具工事

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.40 は、アルミニウム製建具工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 油汚れの清掃
  2. モルタル接触部の塗装省略
  3. 充填モルタルの海砂の除塩
  4. 仕口のシール材

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

建具周囲の充填モルタルに塩分が多いと、アルミや鉄部の腐食、白華の原因になるので、海砂は十分に除塩するんです。

選択肢3は、海砂をNaCl換算0.06%まで除塩して使用としていますが、これは塩分が多すぎて誤りです。鉄筋コンクリート用の海砂はNaCl換算0.04%以下に除塩するのが基準で、0.06%では腐食のおそれがあります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 油汚れはエチルアルコール温湯で清掃
2 ◯(正しい) 陽極酸化塗装複合皮膜は接触部の耐アルカリ塗装省略可
3 ×(誤り) 充填モルタルの海砂はNaCl0.04%以下まで除塩(0.06%は過大)
4 ◯(正しい) 仕口はシート状成形シール材を挟む

選択肢3のポイント(ここが誤り)

海砂には塩分が含まれ、過剰だと金属の腐食やコンクリートの劣化を招きます。

そのため海砂はNaCl換算0.04%以下に除塩して使用します。

設問の0.06%は基準を超えており、誤りです。

ザックリ言えば、海砂の塩分は0.04%以下、ということです。

覚え方

  • 海砂の塩分はNaCl換算0.04%以下
  • 油汚れはエチルアルコール温湯で清掃
  • 仕口はシート状成形シール材

一問一答

Q.

充填モルタルの海砂はNaCl換算で何%以下に除塩するか。

0.04%以下です。0.06%では多すぎます。

平成28年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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