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令和6年度 1級建築施工管理技士 No.14を解説、左官材料の種類と特性

令和6年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.14は、消石灰・ドロマイトプラスター・メチルセルロース・細骨材の特性を問う問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 消石灰を混和したモルタルのこて伸び
  2. ドロマイトプラスターに粘りがあるか(のりが要るか)
  3. メチルセルロースを添加したときの作業性
  4. 細骨材の粒度分布と乾燥収縮・ひび割れ

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが誤っている記述)

ドロマイトプラスターはそれ自体に粘りがあります。「粘りがないため、のりを混ぜる必要がある」という記述は誤りです。ドロマイトプラスターの天然の粘性が施工性の良さを生む材料で、のりを加える必要はありません。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 消石灰を混和材としたセメントモルタルは、こて伸びが良く平滑な面が得られる
2 ×(誤り) ドロマイトプラスターは粘りがあるため、のりを混ぜる必要はない。「粘りがない」は誤り
3 ○(正しい) メチルセルロースは水溶性の微粉末で、セメントモルタルに添加すると作業性が向上する
4 ○(正しい) 適切な粒度分布を持った細骨材は、セメントモルタルの乾燥収縮やひび割れを抑制する

選択肢2の「それ自体に粘りがないため、のりを混ぜる必要がある」という記述が誤りで、ドロマイトプラスターは粘りがある材料です。

選択肢2のポイント(ここが誤り)

左官材料のドロマイトプラスターは、白雲石(ドロマイト)を焼成・消化して得られる材料です。消石灰と似た性質を持ちながら、天然の粘性があるのが特徴なんです。

この粘性のおかげで施工性が良く、のりを追加で混ぜる必要はありません。問題文の「粘りがないためのりを混ぜる必要がある」は特性と正反対で誤りです。

ザックリ言えば、ドロマイトプラスターは自前で粘る、ということです。のりが要るのは粘りの乏しい石灰系という対比で押さえましょう。

覚え方

  • ドロマイトプラスターは天然の粘性あり → のり不要
  • 消石灰を混ぜると保水性が上がりこて伸びが良くなる
  • メチルセルロースは水溶性の増粘剤で作業性を高める
  • 細骨材の粒度分布が良いと乾燥収縮・ひび割れを抑える

一問一答

Q.

ドロマイトプラスターは、粘りがないためのりを混ぜる必要があるか。

誤りです。ドロマイトプラスターは天然の粘性があるため、のりを混ぜる必要はありません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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