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令和6年度 1級建築施工管理技士 No.21を解説、乗入れ構台の計画と幅の設定

令和6年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.21は、乗入れ構台のスロープ・幅・支柱位置・兼用の計画を問う問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 乗込みスロープの勾配の妥当性
  2. クラムシェル作業時に必要な構台の幅
  3. 支柱位置の決め方の優先順位
  4. 山留め支柱と構台支柱の兼用の可否

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが誤っている記述)

乗入れ構台の支柱の位置は、本設の柱・梁・基礎、山留めや地下躯体との取合いを優先して決めます。施工機械や車両の配置を最優先にして決めるのは不適当で、「機械・車両配置を最優先して決めた」という計画は誤りです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 道路から乗入れ構台への乗込みスロープの勾配1/8は適切な範囲
2 ○(正しい) クラムシェルが作業する乗入れ構台の幅を8mとするのは適切な範囲
3 ×(誤り) 支柱位置は本設躯体・山留めとの取合いを優先。施工機械・車両配置の最優先は不適当
4 ○(正しい) 山留め切梁支柱と乗入れ構台支柱を荷重安全確認の上で兼用することは適切

選択肢3の「施工機械や車両の配置を最優先して支柱位置を決めた」という計画が誤りで、支柱の位置は本設の柱・梁・基礎や山留め・地下躯体との取合いを優先して決めます。

選択肢3のポイント(ここが誤り)

乗入れ構台の支柱は地中に打設するため、その位置が本設の柱・梁・基礎や、山留めの切梁・腹起し、地下躯体と干渉しないことが第一条件になります。

施工機械や車両の配置を最優先にして支柱を割り付けると、本設躯体や山留めと取合いが合わなくなります。問題文の「機械・車両配置を最優先して決めた」は優先順位が逆で誤りなんです。

ザックリ言えば、支柱の位置は躯体・山留めから決め、機械配置はその後で調整する、ということです。

覚え方

  • 構台支柱の位置は本設躯体・山留めとの取合いを優先(機械配置の最優先は不適当)
  • 支柱は地中に打つので本設の柱・梁・基礎と干渉させない
  • クラムシェル作業の構台幅8mは適切な範囲
  • 山留め支柱と構台支柱は荷重確認の上で兼用可

一問一答

Q.

乗入れ構台の支柱の位置は何との取合いを優先して決めるか。

本設の柱・梁・基礎や、山留め・地下躯体との取合いを優先して決めます。施工機械や車両の配置を最優先にして決めるのは不適当です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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