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令和6年度 1級建築施工管理技士 No.33を解説、軽量鉄骨壁下地の施工規定

令和6年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.33は、間仕切壁の開口部補強材・スタッドの区分・スペーサー・コンクリート壁添えスタッドを問う問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 開口部の縦補強材の上端をどこに固定するか
  2. スタッド高さに対する区分記号の選び方
  3. スペーサーの取付け間隔
  4. コンクリート壁添えスタッドの固定方法

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが誤っている記述)

間仕切壁の出入口開口部の縦の補強材(振れ止め補強スタッド等)の上端は、上部ランナ(または上部構造体)に固定するのが正しい施工です。「軽量鉄骨天井下地に取り付けたランナに固定した」という記述は誤りです。壁と天井下地を直接連結すると、荷重や振動が天井側に伝わり問題が生じます。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 開口部縦補強材の上端は上部ランナ等に固定する。「天井下地に取り付けたランナ」は誤り
2 ○(正しい) スタッド高さ4.5mに対して区分記号90形のスタッドを用いた
3 ○(正しい) スペーサーはスタッドの端部を押さえ、間隔600mm程度に留め付けた
4 ○(正しい) コンクリート壁添えスタッドは上下ランナに差し込み、打込みピンで固定した

選択肢1の「軽量鉄骨天井下地に取り付けたランナに固定した」という記述が誤りで、開口部の縦補強材上端は上部ランナまたは構造体に固定します。

選択肢1のポイント(ここが誤り)

間仕切壁の開口部に設ける縦の補強材は、開口上部のまぐさを支持する重要な部材です。その上端は上部ランナ(または上部スラブ等の構造体)に固定します。

問題文の「軽量鉄骨天井下地に取り付けたランナに固定した」は誤りなんです。天井下地に固定すると壁体の荷重・振動が天井側に伝わり、天井の変形や損傷につながります。

ザックリ言えば、壁の力は天井下地ではなく構造体で受ける、ということです。これは一番危ない考え方ですね。

覚え方

  • 開口部縦補強材の上端は上部ランナ・構造体に固定(天井下地は誤り)
  • スタッド高さ4.5mには区分記号90形を使う
  • スペーサーは約600mm間隔で留める
  • コンクリート壁添えスタッドは上下ランナに差し込み打込みピンで固定

一問一答

Q.

間仕切壁の出入口開口部の縦の補強材の上端は、どこに固定するか。

上部ランナまたは上部構造体(スラブ等)に固定します。軽量鉄骨天井下地のランナに固定してはなりません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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