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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.3 を解説、色

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.3 は、色に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 色の三属性(色相・明度・彩度)の意味
  2. 暖色・寒色など色の心理的な効果
  3. 補色とは何か
  4. 補色を並べたときの見え方

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

補色は「打ち消し合う」というイメージを持ちがちですが、並べたときは逆の効果が出るんです。

選択肢4は補色を並べると同化してあざやかさが失われるとしていますが違います。並べると互いを強調しあざやかさが増すんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 色の三属性は色相・明度・彩度である
2 ◯(正しい) 暖色は進出して見え、寒色は後退して見える
3 ◯(正しい) 明度が高いほど膨張して大きく見える
4 ×(誤り) 補色を並べるとあざやかさが増す。失われるは誤り

選択肢4のポイント(ここが誤り)

選択肢4は、補色を並べると同化して互いのあざやかさが失われて見える、としています。

ところが、これは逆なんです。補色とは、色相環で正反対に位置する色どうしのことです。たとえば赤と緑、青と橙などですね。

この補色を隣り合わせに並べると、互いの色が引き立て合います。これを補色対比といいます。

なぜかというと、反対の色どうしが境界でぶつかり合い、それぞれの彩度がより強く感じられるからです。

たとえば緑の葉の中に赤い花があると、花の赤がいっそう鮮やかに見えますよね。

ザックリ言えば、補色は並べると打ち消すのではなく、お互いを目立たせ合う、ということです。

覚え方

  • 補色を並べる=補色対比であざやかさが増す
  • 補色は色相環で正反対の色(赤と緑など)
  • 混ぜると無彩色に近づくが、並べると引き立つ

一問一答

Q.

補色を隣り合わせに並べると、あざやかさはどうなるか。

あざやかさが増します。補色を並べると互いを強調し合う補色対比が起こります。あざやかさが失われるという記述は誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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