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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.37 を解説、標準貫入試験

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.37 は、地盤の標準貫入試験に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 標準貫入試験の目的とN値の意味
  2. 動的貫入抵抗と静的貫入抵抗の違い
  3. ハンマー質量と落下高さ、打撃回数
  4. サンプラーの貫入量と試験の手順

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

「静的」と書かれると一見もっともらしいですが、ここが引っかけなんです。

選択肢1は標準貫入試験を静的貫入抵抗の試験としていますが、実際はハンマー打撃による動的な試験です。打撃でN値を求めるから動的と覚えるわけです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 標準貫入試験は動的貫入抵抗を求める試験で、静的ではない
2 ◯(正しい) N値は地盤の硬軟・締まり具合の判定に用いる
3 ◯(正しい) 63.5kgのハンマーを76cm自由落下させて打撃する
4 ◯(正しい) 30cm打ち込むのに要する打撃回数をN値とする

選択肢1のポイント(ここが誤り)

選択肢1は、標準貫入試験を土の静的貫入抵抗を求める試験だ、としています。

ところが、これは違うんです。標準貫入試験は、ハンマーで叩いて貫入させる動的な試験です。

具体的には、63.5kgのハンマーを76cmの高さから自由落下させ、サンプラーを30cm打ち込むのに要する打撃回数を数えます。この回数がN値です。

なぜかというと、叩くという衝撃を加えて貫入させているので、力をじわじわ静かに押し込む静的試験とは性質が違います。

例えば、押込みでゆっくり抵抗を測るオランダ式コーン貫入試験などが静的試験にあたります。標準貫入試験はそれとは別物です。

ザックリ言えば、叩いて測るから動的、押して測るのが静的、ということです。

覚え方

  • 標準貫入試験=打撃による動的貫入抵抗
  • 63.5kgを76cm落下、30cm貫入の打撃回数がN値
  • 静的試験はオランダ式コーン貫入試験など別物

一問一答

Q.

標準貫入試験は静的・動的のどちらの貫入抵抗を求める試験か。

動的貫入抵抗です。ハンマーの打撃でサンプラーを貫入させN値を求めます。静的とする記述は誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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