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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.60 を解説、塗装の素地ごしらえ

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.60 は、塗装の素地ごしらえに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 木部の変色の修正
  2. 木部の節止めと穴埋めの順序
  3. 鉄鋼面の機械油の除去方法
  4. モルタル面の素地ごしらえの時期

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

油を落とすには油を溶かす溶剤、というのが基本なんです。

鉄鋼面の機械油は石油系溶剤で除去するのが正解で、選択肢3のアルカリ性溶液は誤りなんです。機械油は溶剤ぶきで落とすと覚えておきましょうね。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 透明塗料塗りの木部の変色は漂白剤で修正する
2 ◯(正しい) 不透明塗料の木部は節止めの後に穴埋め・パテかい
3 ×(誤り) 鉄鋼面の機械油除去は石油系溶剤で行う
4 ◯(正しい) モルタル面の素地ごしらえは施工後数週間経過後に行う

選択肢3のポイント(ここが誤り)

選択肢3は、鉄鋼面に付着した機械油の除去を、アルカリ性溶液を用いて行った、としています。

ところが、機械油はアルカリ性溶液では落としにくいです。

鉄鋼面の油分は、石油系溶剤を使った溶剤ぶきで除去するのが正解です。

なぜかというと、油は油を溶かす溶剤でこそ効率よく拭き取れるからです。

例えば、手についた油汚れを水で流してもなかなか落ちず、油汚れ用の洗剤や溶剤で拭くとすっきり落ちるのと同じです。

ザックリ言えば、鉄鋼面の機械油は石油系溶剤の溶剤ぶきで落とす、ということです。

覚え方

  • 鉄鋼面の機械油=石油系溶剤で溶剤ぶき
  • アルカリ性溶液では落としにくい
  • 油は油を溶かす溶剤で落とす

一問一答

Q.

鉄鋼面に付着した機械油は、何を用いて除去するか。

石油系溶剤による溶剤ぶきで除去します。アルカリ性溶液では油が落としにくいため、それを用いる記述は誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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