平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.61 は、ビニル床シート張りに関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | 低温時は採暖のうえシートを張り付ける |
| 2 | ◯(正しい) | 気泡が残らないようローラーで圧着する |
| 3 | ◯(正しい) | 湿気下地にはウレタン樹脂系接着剤を使う |
| 4 | ×(誤り) | 余盛りは溶接部が冷却した後に削り取る |
選択肢4は、熱溶接工法における溶接継目の余盛りを、溶接直後に削り取った、としています。
ところが、これは早すぎます。熱溶接では、溶接棒を溶かして継目を盛り上げる余盛りができます。
この余盛りは、溶接部が冷えて固まってから削り取るのが正解です。
なぜかというと、溶接直後はまだやわらかく、熱いうちに削ると後で収縮して継目が窪んでしまうからです。
例えば、溶けたロウを冷える前に削っても平らにならないのと同じで、いったん冷やして固めてから削ります。
ザックリ言えば、余盛りは冷えて固まってから削り取る、ということです。
ビニル床シートの熱溶接の余盛りは、いつ削り取るか。
溶接部が冷却した後に削り取ります。溶接直後はやわらかく、熱いうちに削ると後で窪むため、溶接直後に削るという記述は誤りです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)
熱いうちに削ると後でへこむ、という現象をイメージできると間違えません。
余盛りは溶接部が冷却した後に削り取るのが正解で、選択肢4の溶接直後は誤りなんです。余盛りは冷えてから削ると覚えておきましょうね。