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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.65 を解説、押出成形セメント板張り

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.65 は、外壁の押出成形セメント板張りに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. パネルの建込み確認
  2. 軽微な欠けの補修
  3. 縦張り工法のZクリップの固定
  4. 横張り工法でどの目地を大きくするか

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

パネルが動く方向の目地を大きくする、と覚えると縦張りと横張りで混乱しません。

横張り工法はパネルが上下に動くので縦目地を大きくするのが正解で、選択肢4の横目地を大きくは逆なんです。横張り=上下に動く=縦目地を大きくとつなげて覚えましょうね。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 表裏を小口表示で確認し通りよく建て込む
2 ◯(正しい) 軽微な欠けは製造者指定の補修材で補修する
3 ◯(正しい) 縦張りのZクリップは回転防止のため下地鋼材に溶接する
4 ×(誤り) 横張り工法は縦目地を大きくする

選択肢4のポイント(ここが誤り)

選択肢4は、横張り工法の目地幅を、縦目地よりも横目地の方を大きくする、としています。

ところが、これは大きくする目地が逆です。横張り工法では、パネルが上下方向に動いて層間変位に追従します。

パネルが上下に動くということは、水平方向の縦目地が伸び縮みするので、縦目地を大きくとる必要があるんです。

なぜかというと、動く方向の目地が狭いと、パネルどうしがぶつかって欠けや割れが起きるからです。

例えば、縦張り工法はパネルが左右に動くので逆に横目地を大きくします。動く方向の目地を広げる、という考え方は共通です。

ザックリ言えば、横張りはパネルが上下に動くから縦目地を大きくする、ということです。

覚え方

  • 横張り工法=パネルが上下に動く=縦目地を大きく
  • 縦張り工法は左右に動くので横目地を大きく
  • 動く方向の目地を広げるのが原則

一問一答

Q.

押出成形セメント板の横張り工法では、縦目地と横目地のどちらを大きくするか。

縦目地を大きくします。横張り工法はパネルが上下に動くため縦目地が伸縮します。横目地を大きくするという記述は逆で誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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