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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.66 を解説、平板載荷試験

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.66 は、地盤の平板載荷試験に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 載荷板を地盤になじませる方法
  2. 載荷板の寸法と材質
  3. 段階的に載荷していく試験の進め方
  4. 試験で分かる地盤の深さの範囲

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

平板載荷試験は地盤に丸い板を置いて押し込むだけの試験なので、深いところまでは分からないんです。

選択肢4は載荷板直径の数倍程度の深い範囲まで分かるとしていますが、実際は載荷板直径の1.5〜2倍程度の浅い範囲だけです。板の幅の2倍までの浅い地盤しか見えないと覚えましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) なじみが悪いときは乾燥砂を薄く敷いて密着させる
2 ◯(正しい) 載荷板は直径300mm以上の剛な円形鋼板を用いる
3 ◯(正しい) 計画最大荷重まで段階的に載荷していく
4 ×(誤り) 分かるのは載荷板直径の1.5〜2倍程度の浅い範囲だけ

選択肢4のポイント(ここが誤り)

選択肢4は、平板載荷試験で求められる地盤の支持力特性が、載荷板直径の数倍程度の深い範囲まで及ぶとしています。

ところが、これは違います。平板載荷試験は、地盤の上に丸い鋼板を置いて、上から荷重をかけて沈み込みを測る試験です。

荷重がかかると、その影響は板の下の地盤に伝わります。ただし、影響が及ぶのは板の直径のおよそ1.5〜2倍の深さまでなんです。

なぜかというと、小さな板から伝わる力は、深くなるほど薄く広がって弱まってしまうからです。

例えば直径30cmの板で試験をしても、せいぜい45〜60cm程度の深さの地盤しか評価できません。その下に軟弱な層があっても、この試験では見抜けないのです。

ザックリ言えば、平板載荷試験は板の幅の2倍くらいまでの浅い地盤しか分からない、ということです。

覚え方

  • 平板載荷で分かるのは載荷板直径の1.5〜2倍の浅い範囲だけ
  • 深い地盤や下層の軟弱層は評価できない
  • 載荷板は直径300mm以上の剛な円形鋼板

一問一答

Q.

平板載荷試験で評価できる地盤の深さの範囲はどの程度か。

載荷板直径の1.5〜2倍程度の浅い範囲です。深い地盤までは分からないため、数倍の深さまで分かるという記述は誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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