平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.72 は、床型枠の構造計算に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | 鉛直荷重は固定荷重+作業荷重+衝撃荷重とする |
| 2 | ◯(正しい) | せき板のたわみは根太間隔を支点間とした単純梁 |
| 3 | ×(誤り) | 根太のたわみは大引間隔を支点間とした単純梁で計算 |
| 4 | ◯(正しい) | 合板は木理の方向でヤング係数が異なる点に配慮する |
選択肢3は、根太のたわみを大引間隔を支点間とした両端固定として計算するとしています。
ところが、これは不適です。根太のたわみは、大引間隔を支点間とした単純梁として計算します。
単純梁とは、両端が回転できる形で支えられた梁のことです。一方、両端固定は端ががっちり固定された梁です。
同じ荷重をかけたとき、両端固定の方が固定された分たわみが小さく出ます。単純梁の方がたわみは大きく計算されるのです。
なぜ単純梁で計算するかというと、型枠の根太や大引はくぎ留めや受けに載せただけで、端ががっちり固定されているわけではないからです。固定とみなすと、実際より小さいたわみで安全だと誤解してしまいます。
例えば実際は載せているだけの根太を両端固定で計算すると、たわみを過小評価して、床面がたわんでしまう恐れがあります。
ザックリ言えば、型枠のたわみは安全側に大きく出る単純梁で計算する、ということです。
床型枠の根太のたわみは、どのような支持条件で計算するか。
大引間隔を支点間とした単純梁として計算します。両端固定として計算するという記述は誤りです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)
型枠の部材は安全側に見て、ゆるい支持条件で計算するんです。
選択肢3は根太のたわみを両端固定として計算するとしていますが違います。根太は単純梁として計算します。型枠のたわみは安全側の単純梁で見ると覚えましょう。