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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.32 を解説、工事現場における試験

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.32 は、工事現場における試験に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. ガス圧接部のふくらみ径の測定器具
  2. スランプの測定器具
  3. タイル接着力試験の器具
  4. 吹付け断熱材の厚さの測定器具

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

試験は何を測るかと、どの器具で測るかをセットで覚えるのが大事なんです。ここは器具の名前で引っかけてきますね。

選択肢4は、硬質ウレタンフォーム吹付け後の断熱材厚さをダイヤルゲージで測るとしていますが誤りです。発泡したやわらかい断熱材の厚さはピンを刺して読むワイヤゲージ(厚さ測定ピン)などで測るんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) ガス圧接部のふくらみ径はデジタルノギスで測定でき適切
2 ◯(正しい) スランプの測定に関する記述で適切
3 ◯(正しい) タイル接着力試験は油圧式簡易引張試験器を用い適切
4 ×(誤り) 吹付け断熱材の厚さはワイヤゲージ等で測る。ダイヤルゲージは不適

選択肢4のポイント(ここが誤り)

硬質ウレタンフォームの吹付けは、現場で発泡させながら吹き付ける断熱工事です。表面はやわらかく、凹凸もできやすいんです。

この断熱材の厚さを確かめるには、先のとがったピンを断熱材に刺し、刺さった深さを目盛りで読むワイヤゲージ(厚さ測定ピン)などを使います。

選択肢4は、これをダイヤルゲージで測るとしています。ダイヤルゲージは硬い面どうしの微小な変位を読む器具なので、やわらかい発泡断熱材の厚さ測定には向きません。だから誤りなんです。

ほかの選択肢は、ガス圧接部のふくらみ径をデジタルノギスで、タイル接着力を油圧式簡易引張試験器で測るなど、器具と方法の対応が合っています。

ザックリ言えば、吹付け断熱材の厚さはピンを刺して測る、ダイヤルゲージではない、ということです。

覚え方

  • 吹付け断熱材の厚さ=ワイヤゲージ(ピンを刺して測る)
  • ダイヤルゲージは硬い面の微小変位用で断熱材には不適
  • 試験は「何を測るか」と「どの器具か」をセットで覚える

一問一答

Q.

硬質ウレタンフォーム吹付け後の断熱材の厚さは、どのような器具で測定するか。

ワイヤゲージ(厚さ測定ピン)などです。ピンを断熱材に刺し、刺さった深さを目盛りで読みます。ダイヤルゲージは硬い面の微小変位用で、やわらかい発泡断熱材には不適です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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