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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.38 を解説、山留め工事

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.38 は、山留め工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 各種山留め工法の特徴
  2. アイランド工法と切梁の長さ
  3. 逆打ち工法の進め方
  4. 地盤アンカー工法の使いどころ

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

アイランド工法は名前のとおり、中央に「島」を残して掘る工法なんです。切梁が長いか短いか、ここは図でイメージすると間違えにくいですね。

選択肢2は切梁が長くなるとしていますが違います。アイランド工法では中央部を先に造るので切梁は短くなるんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 水平切梁工法は広い敷地で多く用いられる
2 ×(誤り) アイランド工法は切梁が短くなる、長くなるは逆
3 ◯(正しい) 逆打ち工法は地下と地上を併行して施工できる
4 ◯(正しい) 地盤アンカー工法は切梁のない掘削ができる

選択肢2のポイント(ここが誤り)

アイランド工法は、まず敷地の中央部分だけを掘って構造体を造る工法です。

中央に島のように構造体を残し、それを支えにして周囲の土を後から掘っていきます。

このとき切梁は、中央の構造体と山留め壁の間だけに架けます。距離が短いので、切梁も短くてすむんです。

一方、水平切梁工法は敷地の端から端まで切梁を渡します。こちらのほうが切梁は長くなります。

選択肢2はアイランド工法のほうが切梁が長いとしていますが、関係が逆です。これが誤りです。

ザックリ言えば、中央を先に造るアイランド工法は切梁が短くなる、ということです。

覚え方

  • アイランド工法=中央先行で切梁が短い
  • 水平切梁工法は端から端まで=切梁が長い
  • 広い敷地ほどアイランド工法が有利

一問一答

Q.

アイランド工法は、水平切梁工法に比べて切梁の長さはどうなるか。

短くなります。中央部の構造体を先に造り、それを支点に周囲を掘るため、切梁の長さが短くてすみます。長くなるは誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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