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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.84 を解説、折板葺

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.84 は、折板葺(おりいたぶき)に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 重ね部の緊結ボルトの流れ方向の間隔
  2. タイトフレーム取付け溶接部の防錆処理
  3. 軒先に付ける尾垂れの役割
  4. 棟覆い・雨押え水下側のエプロン

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

ボルト間隔は数字を覚えていないと迷うところですね。広すぎると重ね部から雨が入るんです。

選択肢1は緊結ボルトの間隔を900mmとしていますが違います。正しくは600mm以下なんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 緊結ボルトの流れ方向の間隔は600mm以下。900mmは誤り
2 ◯(正しい) 溶接部はスラグを除去し防錆処理を行う
3 ◯(正しい) 軒先の折板先端に尾垂れを付けて水切りをよくする
4 ◯(正しい) 棟覆い・雨押えの水下側にエプロンを取り付ける

選択肢1のポイント(ここが誤り)

重ね形折板は、隣り合う板を重ねてボルトで締め付けてつなぎます。この重ね部のボルトが緊結ボルトです。

ボルトの間隔が広すぎると、その間で板が浮いてすき間ができ、雨水が入り込んでしまいます。

そこで流れ方向、つまり屋根の傾斜にそった方向の間隔は600mm以下と決められています。

選択肢1は900mmとしていますから、これでは間隔が広すぎて不適当です。600mmと900mmは数字が近いので取り違えに注意しましょう。

ザックリ言えば、重ね部のボルトは600mm以下のこまかい間隔で締める、ということです。

覚え方

  • 緊結ボルトの流れ方向の間隔は600mm以下
  • 広いと重ね部から雨が入る、900mmは不可
  • 軒先は尾垂れ、棟・雨押え水下側はエプロン

一問一答

Q.

重ね形折板の重ね部に使う緊結ボルトの流れ方向の間隔は、いくつ以下とするか。

600mm以下です。間隔が広いと重ね部に雨水が入るため、600mm以下とします。900mmは誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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