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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.86 を解説、金属工事

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.86 は、金属工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. アルミ製笠木の取付け順序(コーナーと直線)
  2. 笠木天端の水勾配の向き
  3. 鋼製手すり支柱の埋込み部の錆止め
  4. 薄い鋼板製品のめっきと塗装

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

笠木の取付け順序は、現場の段取りを知らないと迷うところですね。

選択肢1は直線部材を先に取り付けたとありますが違います。コーナー部材を先に取り付け、直線部材を後で納めるのが正しいんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 笠木はコーナー部材を先に取り付ける。直線部材を先は誤り
2 ◯(正しい) 笠木天端の水勾配は内側が低くなるように取り付ける
3 ◯(正しい) 手すり支柱はコンクリート埋込み部も錆止めを行う
4 ◯(正しい) 薄い鋼板製品は電気亜鉛めっきの上に塗装したものとする

選択肢1のポイント(ここが誤り)

笠木は、パラペットなどの天端にかぶせる金属のカバーです。コーナー部材と直線部材を組み合わせて納めます。

取付けの順番が問われています。先にコーナー部材、つまり角の役物を固定します。

なぜかというと、角の位置はあとから動かせないので、先に基準として決めておく必要があるからです。

そのうえで、コーナーとコーナーの間を直線部材でつないでいきます。長さの調整は直線部材で吸収します。

選択肢1は直線部材を先に取り付けたとありますから不適当です。ザックリ言えば、角を先に決めて間を直線でつなぐ、ということです。

覚え方

  • 笠木はコーナー部材を先、直線部材は後
  • 角は動かせないから基準として先に決める
  • 天端の水勾配は内側が低くなる向き

一問一答

Q.

アルミニウム製笠木は、コーナー部材と直線部材のどちらを先に取り付けるか。

コーナー部材を先に取り付けます。角を基準として先に決め、間を直線部材でつなぎます。直線部材を先は誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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