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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.95 を解説、既存床仕上材の除去

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.95 は、内装改修工事における既存床仕上材の除去に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 合成樹脂塗床材の除去方法
  2. ビニル床タイルの接着剤の除去方法
  3. 磁器質床タイル張替え部の縁切り方法
  4. 乾式フローリング床材の撤去方法

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

残す部分を傷つけずに切り分ける、という改修ならではの視点が問われるところですね。

選択肢3ははつりのみで手作業の縁切りとありますが違います。磁器質床タイルの縁切りはダイヤモンドカッターなどで存置部分を傷めずに行うんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 合成樹脂塗床材はブラスト機械で表面を削り取る
2 ◯(正しい) アスベスト非含有の接着剤はディスクサンダーで除去できる
3 ×(誤り) 磁器質床タイルの縁切りはダイヤモンドカッターで行う
4 ◯(正しい) 乾式フローリングは丸のこで切断しケレン棒ではがし取る

選択肢3のポイント(ここが誤り)

改修工事の床は、すべて撤去するのではなく、傷んだ部分だけを張り替えることがあります。残す部分が存置部分です。

張り替える部分と残す部分の境目をきれいに切り分けることを縁切りといいます。ここが今回のポイントですね。

磁器質床タイルは硬いので、はつりのみで手作業で叩くと衝撃が伝わり、残すべき存置部分のタイルまで割れたり浮いたりします。

だから縁切りには、刃で正確に切れるダイヤモンドカッターなどを用います。選択肢3ははつりのみで手作業としていますから不適当なんです。

ザックリ言えば、残す部分を傷めないよう縁切りはカッターで切る、ということです。

覚え方

  • 磁器質床タイルの縁切りはダイヤモンドカッター
  • はつりのみは衝撃で存置部分を傷める
  • 改修は残す部分を傷つけないのが大原則

一問一答

Q.

磁器質床タイルの張替え部で、存置部分との縁切りはどのように行うか。

ダイヤモンドカッターなどで切ります。はつりのみの手作業は衝撃で存置部分を傷めるため不適当です。

平成28年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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