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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.94 を解説、フリーアクセスフロア

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.94 は、事務室用フリーアクセスフロアに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. スラブ面の防塵塗装と支持脚接着の順序
  2. 床パネルの幅・長さの寸法精度
  3. 取外し再取付け用の方位マーキング
  4. 取付け後の隣接パネルどうしの段差

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

段差の数字は、これくらいなら大丈夫と思いがちなところですね。歩いてつまずくと危ないんです。

選択肢4は隣接パネルの段差を2mm以下としていますが違います。段差はもっと小さく、0.5mm以下程度に抑えるんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 浸透性の防塵塗装は支持脚を接着する前に塗布する
2 ◯(正しい) 各辺500mmのパネルの寸法精度は±0.5mm以内とする
3 ◯(正しい) 再取付けを容易にするため床パネルに方位のマーキングを行う
4 ×(誤り) 隣接パネルの段差は0.5mm以下程度。2mm以下は緩すぎ

選択肢4のポイント(ここが誤り)

フリーアクセスフロアは、床を二重にして下に配線などを通す床です。四角い床パネルを並べて仕上げます。

並べたパネルどうしに段差があると、その境目につまずいたり、上に敷くタイルカーペットが浮いたりします。

だから隣り合うパネルの高さの差、つまり段差はごく小さく、おおむね0.5mm以下程度に抑える必要があります。

選択肢4は段差を2mm以下としていますが、これでは大きすぎて緩い基準です。だから不適当です。

ザックリ言えば、隣のパネルとの段差は2mmでは緩く、0.5mm程度までに抑える、ということです。

覚え方

  • 隣接パネルの段差は0.5mm以下程度
  • 2mm以下は緩すぎ、つまずきの原因になる
  • パネルの寸法精度は±0.5mm以内

一問一答

Q.

フリーアクセスフロアで、隣接する床パネルどうしの高さの差を2mm以下とすれば十分か。

不十分です。段差は0.5mm以下程度まで抑える必要があり、2mm以下は緩すぎてつまずきの原因になります。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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