平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.13 は、防水材料に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | アスファルトプライマーは下地とアスファルト層の付着をよくする |
| 2 | ◯(正しい) | 合成高分子系ルーフィングシートは1層で防水層をつくる |
| 3 | ×(誤り) | 防水剤を混入したモルタルはモルタル防水であって、塗膜防水層ではない |
| 4 | ◯(正しい) | ウレタンゴム系などの塗膜防水材は塗り重ねて防水層をつくる |
防水剤を混入したモルタルは、モルタルそのものに止水性をもたせた防水方法です。これをモルタル防水と呼んでいます。
一方で塗膜防水は、ウレタンゴムやアクリルゴムといった塗膜系の材料を塗り重ねて、つなぎ目のない防水層をつくる工法です。材料の種類がそもそも違います。
つまり防水剤入りモルタルを塗ったからといって、それが塗膜防水層になるわけではありません。選択肢3はモルタル防水を塗膜防水とすり替えているので誤りです。
例えば、地下外壁の止水にモルタル防水を使うことはありますが、それは塗膜防水とは別の工法として扱います。
ザックリ言えば、モルタル防水と塗膜防水は名前も材料も別物、ということです。
防水剤を混入したモルタルは、何という防水方法に分類されるか。
モルタル防水です。モルタル自体に止水性をもたせる方法で、ウレタンゴム系などを塗り重ねる塗膜防水とは別の工法になります。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)
防水材料の問題は、材料の名前と「どの工法に属するか」をひもづけて覚えておくと迷わないんです。とくにモルタル防水と塗膜防水を混同しやすいところですね。
選択肢3は防水剤を混入したモルタルが塗膜防水層を形成するとしていますが、これは誤りです。防水剤入りモルタルはモルタル防水であって、塗膜防水層ではないんです。