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平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.52 を解説、シーリング工事

平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.52 は、シーリング工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. バックアップ材の幅と目地幅の関係
  2. シーリングの打始め位置
  3. ノンワーキングジョイントの接着面
  4. 目地底に用いるボンドブレーカー

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

バックアップ材は目地に押し込んで使うものなんです。大きすぎると入らない、と現場の感覚で考えると分かりやすいんです。

選択肢1は接着剤付きバックアップ材を目地幅より大きい幅のものとしていますが、正しくは目地幅とほぼ同寸(やや小さめ)のものを使うんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 接着剤付きバックアップ材は目地幅とほぼ同寸のものを用いる
2 ◯(正しい) シーリングの打始めはコーナー部などから行う
3 ◯(正しい) ノンワーキングジョイントは3面接着としてよい
4 ◯(正しい) 目地底にボンドブレーカーを設けて2面接着にする

選択肢1のポイント(ここが誤り)

バックアップ材は、目地の奥に入れてシーリングの深さを調整する材料です。これを入れることで底面の接着を切り、2面接着にする役目もあります。

裏面に接着剤が付いた角形のバックアップ材は、目地に押し込んで底に固定します。だから目地幅とほぼ同寸か、やや小さめのものを選びます。

もし目地幅より大きい幅のものを使うと、目地に入りきらず、押し込んだときに変形したり浮いたりします。納まりが悪くなるからです。

例えば10mm幅の目地に12mmのバックアップ材を入れようとしても、はみ出して所定の深さに収まりません。

選択肢1はこの幅の関係を逆にしています。大きいほうがすき間なく埋まる気がしますが、実は逆です。ここは混乱しやすいところですね。

ザックリ言えば、押し込んで入れるバックアップ材は目地幅と同じくらいの幅にする、ということです。

覚え方

  • 接着剤付きバックアップ材=目地幅とほぼ同寸(やや小さめ)
  • 目地底はボンドブレーカーやバックアップ材で2面接着にする
  • ノンワーキングジョイントは動きが小さいので3面接着でよい

一問一答

Q.

接着剤付きのバックアップ材は、目地幅に対してどのような幅のものを用いるか。

目地幅とほぼ同寸(やや小さめ)のものを用います。目地幅より大きいと入りきらず、納まりが悪くなります。

平成29年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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