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平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.87 を解説、下地と仕上塗材の組合せ

平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.87 は、下地と仕上塗材の組合せに関する問題です。

この問題では、4つの組合せのうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 内部せっこうボードと内装仕上塗材
  2. 外部ALCパネルと仕上塗材の相性
  3. 外部コンクリートと外装仕上塗材
  4. 内部セメントモルタルと仕上塗材

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な組合せ)

仕上塗材は下地の性質に合わせて選ぶんです。とくに外部のALCパネルは吸水しやすくひび割れも出やすいので、相性を間違えると不具合に直結します。

選択肢2は外部のALCパネルに複層塗材REを合わせていますが不適です。吸水性が高くひび割れの懸念があるALC外部には防水性と追従性の高い仕上げが必要なんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 内部せっこうボード—内装薄塗材W
2 ×(不適当) 外部ALCパネル—複層塗材REは防水性・追従性が不足
3 ◯(適当) 外部コンクリート—外装薄塗材E
4 ◯(適当) 内部セメントモルタル—複層塗材E

選択肢2のポイント(ここが誤り)

ALCパネルは内部に気泡を多く含む軽量の材料で、水を吸いやすいのが特徴です。外部に使うと、雨水を吸って凍害やひび割れが出やすいんです。

さらにALCパネルはパネル同士の目地が動くので、仕上げには動きに追従する性質も求められます。

だからALCパネル外部には、防水性が高く、下地の動きにも追従できる仕上げを選ぶ必要があります。選択肢2の複層塗材REはこの要求に合わず、組合せとして不適なんです。

ほかの3つは、下地と仕上塗材の用途や場所が無理なく対応していて、組合せとして問題ありません。

ザックリ言えば、吸水しやすい外部ALCには防水性と追従性のある仕上げが要る、ということです。

覚え方

  • 外部ALCパネル=吸水しやすく、防水性・追従性のある仕上げが必要
  • 下地と仕上塗材は場所と性質で相性を見る
  • 内部はW・E系、外部は防水性を重視する

一問一答

Q.

外部のALCパネル下地には、どのような仕上塗材が求められるか。

防水性と下地の動きへの追従性が高い仕上げが求められます。ALCは吸水性が高くひび割れも出やすいため、相性の合わない複層塗材REの組合せは不適です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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