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平成30年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.18 を解説、埋戻し・締固め

平成30年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.18 は、土工事の埋戻し及び締固めに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 透水性のよい山砂の締固め方法
  2. 埋戻し土に適した土質
  3. 流動化処理土の使用
  4. 埋戻しの締固めに使う機械

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

締固めの機械は、現場の条件に合うものを選ぶんです。狭い埋戻しに大きな機械を持ち込むと使えないので、ここは取り違えやすいですね。

選択肢4は動的な締固めのため重量のあるロードローラーを使用するとしていますが、これは誤りで、埋戻しの締固めには振動ローラーやランマなどを用いるんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 透水性のよい山砂は水締めで締め固める
2 ◯(正しい) 埋戻し土は砂に適度の礫・シルトが混入した山砂とする
3 ◯(正しい) 流動化処理土を埋戻しに使用する
4 ×(誤り) 埋戻しの締固めは振動ローラーやランマなどを用いる。ロードローラーは不適

選択肢4のポイント(ここが誤り)

締固めの機械には、大きく分けて静的に押さえつけるものと、振動で締めるものがあります。場所に合わせて使い分けます。

ロードローラーは、重い鉄の輪で上から押さえつける静的な締固め機械で、おもに道路舗装などの広い面で使われます。

これに対して、建物まわりの埋戻しは狭くて深いことが多く、振動で土の粒を詰めていく振動ローラーや、足元で突き固めるランマ、タンパなどが向いています。動的な締固めができます。

例えば、基礎まわりの細い溝のような埋戻しに、大きくて重いロードローラーは入れませんし、振動を与えないと深い土はうまく締まりません。だから選択肢4の組合せは不適当です。

ザックリ言えば、狭い埋戻しの締固めは振動ローラーやランマ、ということです。

覚え方

  • 埋戻しの締固め=振動ローラー・ランマなど
  • ロードローラー=静的締固め、おもに舗装用
  • 透水性のよい山砂=水締めで締め固める

一問一答

Q.

建物まわりの埋戻しを動的に締め固めるとき、どのような機械を用いるか。

振動ローラーやランマ、タンパなどを用います。重く静的なロードローラーは舗装向きで、狭く深い埋戻しの動的締固めには不適です。

平成30年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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