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平成30年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.29 を解説、鋼製建具

平成30年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.29 は、鋼製建具に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 溶融亜鉛めっき鋼板の溶接痕の補修
  2. フラッシュ戸の中骨の間隔
  3. くつずりの取付け
  4. 建具枠の取付け精度

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

鋼製建具は「中骨の間隔」の数字がよく問われるんです。骨を入れる間隔が広いと戸がベコベコになります。

選択肢2は中骨を600mm間隔としていますが、これでは表面の鋼板を支えきれずたわみます。正しくは300mm程度(300mm以下)の間隔なんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 溶融亜鉛めっき鋼板の溶接痕は研磨しさび止めペイントで補修
2 ×(誤り) フラッシュ戸の中骨の間隔は300mm程度とする
3 ◯(正しい) くつずりは裏面に鉄線を付けモルタル詰め後に取付け
4 ◯(正しい) 建具枠取付けの精度は対角寸法差3mm以内

選択肢2のポイント(ここが誤り)

フラッシュ戸とは、表と裏に鋼板を張り、その間に骨組みを入れた中空構造の戸です。太鼓のような作りだと思うとイメージしやすいですね。

この中の骨組みが中骨です。表面の鋼板はうすいので、骨で支えてやらないと押したときにベコベコとたわんでしまいます。

だから中骨は300mm程度の間隔で密に入れて、鋼板を裏から支えます。600mm間隔では骨と骨の間が広すぎて、面が波打ってしまいます。

例えば、戸の真ん中を手で押したとき、中骨が密だとしっかりしていますが、間隔が広いとへこむ感じになります。

ザックリ言えば、中骨は300mm程度で密に入れて面を支える、ということです。

覚え方

  • フラッシュ戸の中骨=300mm程度の間隔
  • 建具枠の取付け精度=対角寸法差3mm以内
  • くつずりはモルタル詰め後に取付け

一問一答

Q.

鋼製フラッシュ戸の中骨は、どのくらいの間隔で設けるか。

300mm程度(300mm以下)の間隔です。表面の鋼板を裏から支えてたわみを防ぐため、密に入れます。600mm間隔では広すぎて不適当です。

平成30年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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